次世代Marketing『インサイドセールス 究極の営業術』
マーケティングとセールスを繋ぐ手法として注目される
"インサイドセールス"
の手法、事例、概念をまとめた書籍。
直接的にマーケティングの書籍には分類されないと思いますが、
マーケティングとセールスを繋げることは非常に大事だと思います。
日用品などはマーケティングや広告のみで対応できるかもしれませんが、
BtoBなど、必ずセールススタッフが必要となってくる業界や企業というのがあると思います。
そこで、効率的で効果的なセールスのためにインサイドセールスが必要だ、というのがこの書籍の主張です。
実際、コロナ渦で対面営業が厳しい状況で、今後ますます注目される手法だと思います。
事実この本でインサイドセールスを行っている企業として、
コロナ渦で広告を盛大に行っていた、
オンライン商談サービスを扱うベルフェイスも取り上げられています。
基本的に内容はインバウンドセールス中心かと思いますが、
アウトバウンドセールスにも言及されています。
インバウンドセールスについては、いろいろ横文字で説明されていますが、
概略すると、
リード顧客(見込み顧客)を育て、
インサイドセールスとフィールドセールスが関係を密にとりながら、
成果に繋げるというのが目標です。
ファネル構造、BANT、アジャイル、ナーチャリング、KPI,KGI,などなど読む人によっては目新しい用語も盛りだくさんですが、いろんな業種にヒントになるような事例や説明が豊富です。
手法のみならず、それを実現するための組織作りもいうのもかなり多くのページを割いているので、マネジメントにも役立つと思います。
新しい営業スタイルが必要とされる時代ですので、読む価値は高いと思います。