マーケティングを学ぶ!書籍・検定・レビュー

マーケティングを勉強中。アラサー出版社勤務のブログ。

書評!感想!『競争としてのマーケティング』

『競争としてのマーケティング

丸山謙治 著


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この本はタイトルや表紙からはわかりづらいのですが、

現代マーケティングの第一人者、

アル・ライズ氏とジャック・トラウト氏のマーケティング理論や実践的な知恵を、

親交のある丸山謙治氏がまとめたものです。

 

現代も読み継がれている、

両氏の『ポジショニング戦略』、『実戦ボトムアップマーケティング戦略』などの、

著書や発言を日本人にも分かりやすいようにまとめたものです。

 

なので、事例も日本人にも馴染みのある日本企業が多く用いられ、

外国企業でも、アップルやコカ・コーラなど誰でも知っている企業の実例を用いているので、大変わかりやすいです。

 

この本の肝は、

『競争志向』が最も現代のマーケティングでは大事であり、

『顧客志向』は通用しないということだと思います。

 

既成のマーケティング理論や、巷の常識では、『顧客志向』が当たり前のように求められているが、

製品パリティコモディティ化が進む中、

もはやそういった考えは通用しないということです。

 

そういった意味で既存のマーケティング理論や常識を批判している部分が多いです。

 

ただ、私の感覚では学術的なマーケティング理論全てを批判しているわけではく、

両氏の実務的な経験のなかで、違うぞ、と思ったところを批判しているだけで、

コトラーを代表する主流のマーケティング理論も最大限尊重しているように感じました。

事実として、アル・ライズ氏著の『フォーカス』ではコトラー氏が帯で推薦文を書いています。

 

特に、両氏が重要視する、

「ポジショニング」

「知覚」の重要性

は主流理論でも重要とされるところです。

 

 

学術的なマーケティングを学ぶなかで、

「これって実際に通用するのかな?」

と思うことがあると思うのですが、

 

そういった時にこの本を読めば、

的確な答えをくれるんじゃないでしょうか。

 

 

そんな感じの感想を抱きました。

 

 

この本のラストは人生へのエールで締められているので、明日からの仕事も頑張りたいと思えます。

 

 

ネットマーケティング検定 「対策法」100点満点への道のり 感想

先日2020年7月18日、

ネットマーケティング検定を受け、

約3週間弱の8月4日に無事合格通知を頂くことができました。

 

ちなみに結果は満点です。



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こんな感じで結果と各問題の正誤表を貰えます。後日認定証も郵送されるそうです。

 

 

ネットマーケティング検定自体の難易度はあまり高くなく、

40問中 70%の正答率で合格となります。

 

下記に個人的な勉強法、勉強時間をあげていきます。

 

●勉強期間   1ヶ月程度

●勉強時間   2日に1回、1日1時間程度

●使用教材   公式テキスト+過去問題集

●費用           受験料 5800円+教材3000円程度

 

教材に関しては、参考書は新品のものを買いましたが、問題集はメルカリで購入。

どちらも版を重ねていますので、最新のものを間違えず買うのがオススメです。

 

結果的に中古で買ってもなにも問題ないですので(運営からすれば問題アリですが)その辺りは個人の好みです。

 

ちなみにこの教材です↓


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出題される問題は全て公式テキストからの出題なので、ひたすら暗記しかないです

 

特に関連法規の部分は出題方法としても細かな言葉の違いなども分かっていないといけないので、暗記は大変です。

 

広告やPR、マーケティング手法などの部分はマーケティングに興味がある人ならわりと簡単です。

 

ネットやパソコンの知識に疎い人は、技術的な部分は中々苦しいかもしれないです。

聞いたことはあるけど意味がよく分かってなかったものが結構ありました。

 

 

またネットマーケティングに於いては、

SEM,LPO,LPO,CVR などなど、英語の頭文字をとった言葉が多いのでこの辺も意味がわからないとなかなか覚えづらいです。

デジ単という書籍が中々覚えやすいです。


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※この試験とは直接関わりのない本です。

 

 

出題方法に関して正誤問題になりますが、

とにかく、問題文、選択肢文が長いので集中力としっかりとした暗記が必要になります。

 

 

勉強法をまとまると

①一通り暗記。関連法規、ネット技術論など馴染みのないところの暗記をひたすら行う。

②ネットマーケティングならではの頭文字を並べた言葉を意味とともに覚える

③文章の中の正誤を見つける力をつける

過去問を買う余裕があれば、問題を解いて間違えたところをまた暗記。

 

といった感じです。

とにもかくにも、暗記しかないです。

ちなみに、HPにサンプル問題も用意されています。

 

 

この試験で問われる知識は、

基本的にウェブマーケティング担当者が、

各関連会社、外注先などとまともな話ができるくらいのレベルに抑えられてます。

 

なので、実際にプログラミングができるとか、SEO対策を実際にやるとか、

そういう専門的な領域までは踏み込んでいないので、難易度は易しいです。

 

運営の言葉を借りると、ファシリテート能力を測るということみたいです。

 

 

なので専門的な知識が得られるとは言いがたいですが、全体的にマーケティング戦略を決めるにおいて受けて損はないと思います。

 

実際、私は役に立ったと思っています。

 

受験料も高くなく、これから更に需要が高まる分野だと思いますので、

興味がある人は受けてみたら良いと思います。

 

 

 

 

 

名著書評!『シュガーマンのマーケティング30の法則』

シュガーマンマーケティング30の法則』

ジョセフ・シュガーマン

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長く読み継がれている、ダイレクトマーケティングの名著。

最近メンタリストDAIGOの推薦帯でよく売られてます。

 

シュガーマンが長年の実務経験から導きだした、

消費者がモノ・サービスを買ってしまう心理的なトリガーを臨場感たっぷりに伝えています。

 

全て、実例を面白いストーリーとともに語っているので、腹に落ちやすい構成になっています。

そういうところも実務で培った販売の腕が光っています。

 

どれも現場ですぐ試せるような実践的なものばかり。

 

特に私が気になったのは、

心理的トリガー11

「感情で買い、理屈で納得する」

というところ。

 

確かに顧客に、なぜそれを購入したかを質問してもあまりピント来ないことがあった。

理由はなんてことないシンプルな法則だったんだとスッと納得した箇所でした。

 

まず感覚、理屈は買う理由を納得させるために使うというシンプルだけど大事なとこに改めて気づいた。

 

 

その他どれかは必ず読者に響く内容のはず。

実践的なマーケティングを学びたい、

営業、マーケティング、広報などの担当者にはおすすめです。

 

 

 

マーケティングビジネス実務検定を受けてみた 「勉強法と感想」

 

先日マーケティングビジネス実務検定C級を受けました。

勉強法、対策と感想を上げてみます。

 

 

受けた理由としては、

 

マーケティングに興味があった」

「自粛期間で時間が死ぬほどあった」

「仕事に使えるかもしれない」

という感じです。

 

この試験はA級、B級、C級とあり、

C級は一番易しいです。

 

勉強時間は約1ヶ月程度。

格通知を受験1か月後くらいにHPで確認しました。

 

受けた感想は…

 

勉強すれば余裕!

勉強もそこまで辛くない!

という感じです。

 

今回はコロナウイルスの影響で、Webで受験ができ、特別措置として、

 

「落ちた人はもう一回受けれる」

 

という特典付き!!

 

受けるしかないでしょという感じで受験しました。

 

自己採点では一問間違えたのみなので、

まあ受かったでしょうという感じです。

 

 

〔勉強方法〕

【公式の参考書をとにかく覚える!】

書き写しながら、読むだけなどそれぞれやり方はあるでしょうが、C級では100%そこからの暗記問題しかでないので、それだけできれば十分。

というよりは暗記しなければ解けないというくらい参考書そのままです。

これ
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公式問題集を解く

心配だったので問題集も買って解きました。

この試験は過去問と同じような問題が繰り返し出題されているのでやって意味はあります。

これ
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これだけでほぼ受かりそう。

時事的な実際の会社の例を挙げた問題もありますが、基本的にテキストの内容を会社名変えただけのような感じなので難しくない。

 

 

私はもともとマーケティングの知識は多少ありましたが、

あってもなくても、

やる気と興味があれば誰でも受かると思います!

 

問題は、参考書と問題集が高い!!

受験料と2冊合わせると軽く10000円超えます。

まあ給付金も入るしええか。

 

 

 

そのうちB級に挑戦したいです。

B級は難しいのかな?