人の動かし方の科学『事実はなぜ人の意見を変えられないのか』 ターリ・シャーロット
『事実はなぜ人の意見を変えられないのか』
ターリ・シャーロット
全ての営業本やマーケティング本を読む前に一度読んでおくと良い本
実務に携わるコンサルタントなどの書籍は、
経験によって書かれているので、
偏りや思い込みがある可能性が捨てきれません。
もちろん膨大な経験から書かれているものがほとんどなので、有意なものが多いですが、
この、
『事実はなぜ人の意見を変えられないのか』
のような科学的なアプローチから人を動かす方法を考えるのは効果的だと思います。
心理学の本ですのでらマーケティングや営業に役立てる際には、
応用力が必要にはなりますが、
最終的に人を動かすというゴールに関しては同じことですので、役に立ちますし、実験を基に書かれていて信頼できます。
この本の内容
タイトルでもあるように、
"事実"では人を動かされないということは、
マーケティングや営業マンからすると絶望的なようにも見えますが、
逆にいうと"事実"以外で動かすことはできるということです。
人が意見を変える際や、他人からの影響力などを心理学的アプローチから、
分かりやすく、簡潔にまとめられているので
マーケティングや営業だけではなく、
人生全般にタメになる本ですので、
オススメです。
紹介文
人はいかにして他者に影響を与え、他者から影響を受けているのか?
私たちはみな、毎日何かしらのかたちで他者に影響を与え、また受けながら生活をしています。
私たちはその行為についてどれだけ自覚的なのでしょうか?
もっと上手に他人の意見を変えることはできないのでしょうか?
本書では、客観的な事実や数字は他人の考えを変える武器にはならないなど、
認知神経科学が近年発見した数々の驚くべき研究結果を示し、
他人を説得しようとするときに私たちが陥りがちな罠と、それを避ける方法を紹介します。
名門大学教授が教えるとっておきの「説得の技法」、ぜひご一読ください!